初日の夜はスクンヴィットソイ23にある一軒家の素敵なレストラン、ザ・ローカル (The Local)にて。
アンティークのキッチン道具や古い壺など様々な展示があり、ちょっとした博物館のようです。
内装や使われている食器などは意外とシンプル(チープ?)で少し期待を裏切られてしまいました・・・。笑。
でもこれからやって来た料理のクオリティーでそこはすぐにすべてがプラスになりました。
前菜5種盛り。これは2人でシェアして頂く想定の前菜です。右の丸いミートボールのようなものはトートマンプラー、タイ風さつま揚げです。下にはスィートチリソース、キュウリの輪切り、上にはバジルの葉。かわいらしいプレゼンテーションです。その左側にあるのがカオタンナータン。おこしの上にココナッツミルクで味付けられたエビや鶏肉が乗っています。上にはレモングラスとコブミカンの葉。笹のような葉で包まれているのはガイホーバイトゥーイ。甘辛い味のたれに漬けこまれた鶏モモ肉をバイトゥーイという葉に包んで揚げたもの。真ん中はチェンマイ名物のカオソーイ。カレー風味のヌードルです。一番奥は北部でよく食べられるミアンカムという前菜をザ・ローカル風にアレンジしたもの。蓮の花びらにライム、ピーナッツ、しょうが、唐辛子、赤玉ねぎ、干しエビをベースにしたソースなどを乗せています。一般的なミアンカムは蓮の花びらではなく、チャップルーという葉に包んでいただきます。
続いては、ジャストな湯通し時間で茹でられたスズキの切り身をレモングラス、シャロットなどの酸味の効いたソースで和えたプラーパークナームというお料理。大昔のレシピに基づいて再現された一品だそう。色々なハーブの香りが口の中で混じり、味わい深い一品です。感動。一般的なタイ料理のレストランにはない品です。
続いて南部のお料理、ヤムバイチャクラム。チャクラムという珍しい葉と鶏肉をココナッツミルクで和えたもの。さっぱりしたお味で箸(・・・ではなく、スプーン)が進みます。
こちらも南部のお料理。4時間じっくり煮込んだ豚バラ肉。うずらの卵と鴨の卵入り。甘辛い味かと思いきや黒コショウがよく効いています。マレーシアのバクテーの南部タイバージョンかしら、と話していました。
ヤングターメリック、マンゴなどの甘酸っぱいソースをかけた揚げ魚。骨まで解体して食べてしまいました。笑。
かなりお腹いっぱいになってしまいましたが、デザートもいただきました。ココナッツミルクに入ったブワローイ(芋餅)。
スパイスやハーブ使いが絶妙で流石と思わせるお料理の数々。食材ももちろん選りすぐりです。お値段は高級ですが、バンコクに来て本物のタイ料理をいただきたいと思うなら一度は訪れてみたいすばらしいレストランでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿