2010年10月29日金曜日

ポルトガル旅行(レストランTavares Rico)

欲張りポルトガル旅行の初日ディナーはポルトガルで一番古いレストラン、Tavares Ricoで楽しみました。ここは1784年創業。2010年のミシュランレストランガイドには一つ星でランクインされています。

内装はキンピカのゴージャスなもの。ネットで見た時は落ち着かないかしら、と思いきや照明が暗かったので、ほどよく落ち着いた雰囲気になっていました。


本日はテースティングメニューで少しずつ色々な種類のメニューを楽しむことにしました。

アミューズブッシュその1:オリーブの水煮のようなものとオリーブのテンプラ(そう言えば天婦羅の語源はポルトガル語でしたね!)



アミューズブッシュその2:栗とフェンネルの温かいスープ
トリュフオイルがなんとも良いアクセントとなっていた優しいスープでした。


1皿目:「Seaside Cascais」 生の魚介類(貝類、カニ、海老、カニ、うになど)のマリネと青リンゴのジュース、わかめとレモンのメレンゲ添え 

何とこの前菜、ドライアイスのモクモクと共に登場してきました。生臭さの全くない魚介類でした。一番の発見はポルトガルのうに。味は良かったのですが見た目がかなり貧相。日本のうには本当にご立派です。



2皿目:さばのマリネとアレンテージョ風ガスパッチョ

何がアレンテージョ風なのかがさっぱり分かりませんが、きゅうりのマリネのスパイスの風味とさばのマリネ(私たちからしてみると”炙り”)の絶妙なハーモニーがたまらない実力を感じる一品でした。



3品目:「金の卵を生んだメンドリ」

低温調理した卵(温泉卵ですね!)のお料理なのですが、土の感じといいわらの感じと言い何とも素敵な演出の一品でした。お味も食感も極めて複雑。プロの仕事を感じます。


4品目:豚足とコリアンダーの煮込みアレンテージョ風

ゼラチン質たっぷりの一品。ちょっと和風テーストでした。


5品目:ヒメジのグリル イカ墨と内臓のソースで
ソースは昔収穫祭のパーティで頂いたターキーの詰め物を思い出すお味。




6品目:子羊 マメのピュレミント風味

とてもやわらかい子羊のお肉でした。



7品目:Serra da Estrelaチーズとバナナのアイスクリーム カリンのジャム添え

Serra da Estrelaチーズは羊のミルクから作られるチーズ。クリーミーなチーズの濃厚な味と香りにバナナのこれまたねっとりと濃厚なアイスクリームのすばらしいマリアージュ。ポルトガルで良く食べられるマーマレードのジャムとの組み合わせも最高でした。


8品目:最後のデザートは「シントラのケジャーダのミステリー」

明日訪れる予定のシントラへの期待が膨らみます。


そして今夜は特別な日の前夜祭ということで素敵なサプライズが・・・。子羊がサーブされる頃からすでにお腹を抱えて帰らなくてはならないほど満腹でしたがもちろん完食しました!



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