2010年10月29日金曜日

ポルトガル旅行(ベレン地区)

2泊3日でポルトガルに旅行に行ってきました。到着時は大雨に迎えられましたが午後から午前中の雨が嘘だったかのように晴れ上がり好調な出だし。まずは地下鉄と電車を乗り継いでベレン地区へ。本当は30分くらいで行けるのですが、公共交通機関の英語による説明があまりにも少なく、切符を買い間違えたり、乗る電車を間違えたりハプニング続き。日本を旅する人もさぞかし苦労をしているのだろうな~と我が国を顧みました・・・。



ベレン駅から向かうはジェロニモス修道院。この修道院はマヌエル1世がエンリケ航海王子とバスコ・ダ・ガマの世界一周を讃えて1502年に着工を開始したもの。ポルトガル独特の「マヌエル様式」の繊細さにため息です。大航海時代がポルトガルにどれほど巨額の富をもたらせたかはこれを見るだけで語る必要がなくなるのではないかと思うほど。



マヌエル様式は航海をテーマにした装飾で飾った独特の様式で、良く見ると異国の動植物、ロープ、珊瑚などがモチーフになっています。(訪れた時には全体の美しさに目を奪われてしまい細部までじっくり見ていませんでしたが・・・)



回廊も本当に美しくレースのよう。


























修道院にはバスコ・ダ・ガマの棺が納められています。


修道院内部。


ジェロニモス修道院から歩くこと10分、発見のモニュメントです。このモニュメントはエンリケ航海王子の没後500年を記念して1960年に建てられたもの。


先頭はエンリケ航海王子。バスコ・ダ・ガマやフランシスコ・ザビエル他ポルトガルの誇る27人の英雄たちが堂々たる姿で大西洋を臨んでいます。


モニュメント手前の地面には世界地図が描かれておりポルトガル人により日本が「発見」された年、1541年が刻まれています。


発見のモニュメントから歩くこと10分、テージョ川の船の出入りを監視するために建てられた要塞ベレンの塔です。女性的な感じだと思っていたら「テージョ川の貴婦人」と呼ばれているのだそうです。これまた美しいマヌエル建築です。

ベレン地区は見どころが集約しており素敵な半日観光が出来ました。

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