2010年1月22日金曜日

フィギュアスケートヨーロッパ選手権 2010 in Tallinn

タリンは最近寒い日が続いており、目の周辺や鼻の中に「氷」を感じています。気温は何とマイナス20度!!
そんなタリンは18日から始まっているフィギュアスケートヨーロッパ選手権で盛りに盛り上がっています(私たちだけかも知れませんが・・・)!私は火曜日に思い立ってチケットを入手。男子フリーの625クローンの席を手に入れました。(すでに女子フリーとエキシビションは売り切れ。)2日前に買ったにしてはとても良い席で、スケートが氷を切る音や選手の表情が本当に近く、「飽きたら途中で帰ろう」と言っていた割にはすっかりフィギュアの魅力にはまってしまい、最後まで大いに楽しんでしまいました。

会場でまずびっくりしたのは、普段はほとんど見かけることのない日本人がかなりの割合でいること。しかも皆女性。私はどうしてもこの謎の答えが知りたくて休憩時間中に会場にいた日本人にインタビューすることに・・・。なんと彼らはいわゆる「追っかけ」だったのです。追っかけの約8割の方のお目当てはスイスの代表選手ステファン・ランビエール
「心臓が潰れそうなくらいドキドキしています」と自分の事でもないのに心配するファンの皆さま。
「ステファンのフィギュアはエレガントなんです。他の人とは違うんです」
「バンクーバーには行けないので今回見ておきたいと思ってここまで来たんです」と息子を想う母を連想させるまなざし。
日本からこのためにわざわざ極寒のタリンまでやってくるなんて本当にすごい!
フリーの演技では最後に登場するという情報を入手し、エストニアとタリンのすばらしさも忘れずにアピールし「今日から私もステファンのファンになります」と誓う私(笑)。

そして、いざステファンがワームアップに出てくると黄色い歓声があちらこちらから聞こえてくるではありませんか!しかも日本人ばかりではないんです。色々な国の人が皆手作りの国旗やバナーを振りかざしきゃーきゃー言っているのです。本当に甘いマスク。「皆顔で選んでいる」と隣で冷やかなコメントをする同僚。
そしてついにステファンの出番がやってきました。この頃にはすっかり私もファンの一員で胸がドキドキ。選曲は私好みの椿姫のメドレー。実際の滑りも本当にエレガントで華麗。手に汗握りながら応援していたのですが残念ながら一度転んでしまい、結果は2位となってしまいましたが、なかなか魅力的な選手でした。マスク+実力+性格の良さがファンをここまで惹きつけるのでしょうか。バンクーバーでの活躍も期待したいと思います。














                                           

男子総合1位だったのはロシアのプルシェンコ。彼の演技はとても安定しており、ジャンプもステップも全く心配する隙がありませんでした。すばらしいですね。
それから今回は、オリンピックに出場するために日本国籍を捨てロシア国籍を取得した川口悠子選手も大活躍でした。何とペアで優勝です。インタビューではきちんと日本語で「ありがとう」と言っており少し感動しました。
いずれにせよ、この舞台に立てる人々はフィギュア人口のほんの一握り。ここまで来るのにどれだけ厳しい練習を積んで来たのかと想像しただけでも涙が溢れます。
フィギュアの魅力にすっかりはまってしまった私。土日もテレビで楽しみたいと思います!!










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