2017年8月5日土曜日

GAA (バンコクレストラン)

先般お邪魔したGagganの目の前に新しくできた姉妹店GAAへ。GagganのスーシェフだったGarima Aroraさんが4月にオープンした無国籍のフュージョンレストランで、インドやタイ料理からインスピレーションを受けているそうです。食材は国産にこだわっています。

店内はカジュアルな雰囲気でした。ここのメニューは10品か14品のテースティングメニューのみです。せっかくなので本日は14品のコースで。


1冷たいマンゴー、かぼちゃとピクルスのスープ。マンゴーは南部から、かぼちゃはバンコクから、ペッパーコーンはウドンから。一皿でタイを表しているそうです。こぶみかんの葉、コリアンダーやペッパーコーンなど大変複雑な味でしたが、なぜか一つにまとまっている・・・。

 2 キンマの葉。バイチャップルーという葉に玉ねぎ、干しエビ、ローストココナッツなどを巻いていただくミアンカムという北タイの料理からインスピレーションを受けたのだそう。キンマの葉はカラカラに乾燥させており、まわりにはキャラメライズされた鴨のストックが付いています。
36時間かけてこの状態にしたのだそう。

3 たこ焼きと言って出されたのは、シェフからの特別な一品。メニューには記載されていないものです。中にはタンドリー風に味付けされた鴨肉が入っていました。「たこ焼き」の上にはとんぶりが乗っています。


4 鶏レバー 薄いトーストの上に竜眼と凍らせた鶏レバーが乗っています。レバーにはインド料理のスパイスで香りが付けられています。


5 ポテトもち とても良いポテトの香りがしました。中は空洞で食感はまさにおもちです。上にはエッグクリーム、マスタードとチャイブの花。



6 トウモロコシ テーブルに運ばれてくると炭火焼きのすばらしい香りが鼻をくすぐります。丁寧な手仕事で、すぐに皮がはがせるようになっています。ライムジュース、インドの赤トウガラシとブラックソースを塗ってシンプルに焼いたものです。これを少し酸味のあるトウモロコシミルクのソースにつけていただきます。

一番人気というのがうなずけるすばらしい一品でした。もう2~3本食べたい!!

7 ミルク豆腐。乾燥マスタードの葉とノコギリパクチーの葉添え。


乾燥した葉の下にはグリルして細かく刻んだマスタードの葉とミルク豆腐が隠れています。少し酸味があって食べやすい軽い一品でした。

8 ザリガニとカクラ。カクラとはインドのクラッカー。薄くて噛み応えのあるクラッカーです。スパイシーなマヨネーズソースの上に王室プロジェクトのザリガニが最高の火入れで乗ってきました。





9 カニ肉とカリフラワー。キャラメライズされた乳清。乳清は、先ほどのミルク豆腐を作った時に出てきたものだそうです。クリーミーでおしゃれな一品です。




10 カノムラー。南部のカノムラーというお菓子からインスパイアを受けた一品。カノムラーはこの網目焼きがスティック状に巻かれたものです。


こちらはデザートではなく、魚料理でした。クリスピーなケース中には薄焼き卵のようなクレープのような生地、グルーパー、粒マスタード、きゅうり、グリーンチリが入っています。こちらも完璧な火入れです。


11 ポークリブ。
 タイの味噌にマリネされたポークリブ。上にはざくろ、エシャロット、コリアンダーのみじん切りが乗っています。

こちらも最高の火入れで、柔らかく仕上がっています。炭火焼きの香りも食欲をそそります。


12 キャラメライズされたオニオンのパン、自家製バター。
GAAと書いているカードは一人ひとり異なるメッセージが書かれています。


中にはキャラメライズされた玉ねぎがたっぷり入っています。自家製バターはとてもクリーミーでこれだけで、パンが何個でも食べられそう。


13 豚皮のチョコレートかけ
クリスピーな豚の皮に酸味のあるマダガスカルのチョコレートをかけて、食用花をかざったかわいらしい一品。パリパリの皮とチョコレート、意外や意外のマッチング。


14 エッグフルーツアイスクリーム、ジャックフルーツ、タイマカダミアとタイのアーモンド
リッチでクリーミーですが、なぜかさっぱりするアイスクリーム。


15 バカルワディと麹のガナッシュ
Bakarwadiとはインドのスパイシーなスナックだそう。これはクロワッサンのような生地に色々なスパイスを巻き込んでいました。添えられたのは麹のガナッシュ。


食後のドリンクは驚愕のお値段でしたが、大変飲みやすいカップで感激。

 キッチンの様子。

シンプルな食材を技術やスパイスでさらに美味しくしてくれるとても素敵なレストランでした。またぜひ訪れてみたいです。



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