2016年8月2日火曜日

ブータン旅行 (5日目:キチュ・ラカン)

今回のブータン旅行の最後に訪問したお寺はチベットの古い教典にも出てくるパワースポット、キチュ・ラカンです。古代チベットを統一したソンツェン・ガンポ王の時代に、お妃の一人であった唐の文成公主が、チベットを支配していた魔女のツボを封じるために建設するよう助言した13か所のお寺の一つ。ブータンにはパロのキチュ・ラカンの他ブムタンにもツボの1つとされたお寺があります。





ブータンのお寺の中には必ずお花、食べ物、お香、カラフルなバターケーキ、バターランプ、水そしてお金が供えられています。バターランプは本物のバターだと高額なので、インド製の植物から作ったオイルで代用されることがほとんどなのだそうです。
ブータンの人のお祈りは五体投地です。「オンマニペメホン」とマントラを唱えます。


このお寺には聖地のパワーがみなぎっているので、寒いところであるにも関わらずミカンが一年中実を付けているのだそうです。本当にたわわに実を付けておりびっくりです。



この日見たブータン放送では、子ども向けに、現生で行ったことは死んだ時に閻魔大王に審判され、悪いことを行うと地獄に送り込まれる。地獄は本当につらく大変なところであるといった内容のドラマが放映されていました。ブータンでは道徳の考え方が仏教を通じても広められているということを垣間見ることができました。

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