2016年8月2日火曜日

ブータン旅行 (5日目:タクツァン僧院)

 ブータン旅行のハイライトはタクツァン僧院。8時にホテルを出発し、戻ってきたのは2時半頃だったので、半日がかりのトレッキングです。駐車場から途中の休憩所まではロバで行くこともできますが、ブータン人は動物を働かせることによりご利益が半減するのでロバで行かないことを好むのだとか。私は前回ロバに乗せてもらいましたが、ロバに乗ると視界が高くなることに加え、崖っぷちスレスレを歩いているように感じて大変怖い思いをしたので、今回は全て徒歩で行くことにしました。
前回の反省を生かし、タクツァン登山のために日本から持参したトレッキングシューズを履き、麓で杖を借りました(1本50ヌルタム=100円)。気合を入れて出発しましたが、10分歩いただけでも息が切れそうな山道です。・・・ということで自分たちのペースでゆっくり登ることにしました。

このうような激しい上り坂をただひたすら一歩一歩進む・・・

遠くに目的のタクツァン僧院が見えます。


 途中の休憩所までゆっくり歩いて約1時間20分。日本のツアーは大抵ここで、お茶とビスケットの休憩が入ります。また、帰りがけにこちらでランチを取ることもあるようですが、神聖な山の休憩所なので、メニューはベジタリアンだそうです。またここには水洗トイレもあります。








次の展望台まではずっと上り道です。休憩所から次の展望台まではさらに1時間。














 ブータンは仏教国ということで、殺生を嫌います。しかも犬は動物が輪廻転生して人間になる前の最終過程と信じられているのだそうです。故に、たくさんの野良犬が、人々から餌をもらって生きています。こんな山の上にも暑くてへたばっている野良犬たちを見てほほえましい気持ちになりました。

タクツァン僧院がだんだん大きく見えてきましたが、僧院までは崖を一度谷底まで下って再び登る必要があります・・・。崖にへばりついた僧院。何とも言えないパワーを感じます。


谷底に流れる瀧です。

振り返ると下ってきた道が!これをまた登ると思うと・・・。
 こちらが僧院への入り口です。タクツァン僧院はブータンに仏教を広めたグル・リンポチェが妻の飛虎の背に乗って降り立ち、ここで瞑想を行ったと言われる神聖な場所です。
中には8つの小さなお寺やタク(虎)ツァン(隠れ家)の名前の由来にもなっている虎の巣がありますが、残念ながら他のお寺同様中は撮影は禁止。

 無事にお参りを終え、帰りの下り坂。行きはよいよいとはまさにこのこと。足のつま先にすべての体重がかかりしばらく歩くと指先が痛くなります・・・。また、道は下っている上にゴツゴツしているので、足首にも負担がかかります。トレッキングシューズを持ってきて本当に良かった!


 また2時間ほどかけて麓に戻ると真っ青な美しい空が迎えてくれました。登っている途中は、曇り空で本当にラッキーでした。

戻ってくると駐車場の前にはお土産屋さんが展開されていました。
達成感のある半日でした。
ランチはガイドさんにお願いして山の上ではなく市内で頂くことにしました。いつもものすごい量がふるまわれます。








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