2013年7月6日土曜日

ヴェローナ旅行(1日目)

週末を利用して「ロミオとジュリエット」の街、イタリアのヴェローナにやって来ました。イギリスに来てから初めての海を越える旅。土曜日の早朝にロンドンを出ると10時にはヴェローナの中心部に到着するので、1日半ゆっくり楽しむことが出来ます。ロンドンからヴェローナまでは飛行機で1時間と30分。ヴェローナの空港から中央駅まではバスで15分です。
まずは今夜のお宿Hotel Triesteにチェックイン。

こちらは家族経営のとても素敵なホテルでした。旧市街にも近くスタッフの皆さんもとても親切で良い選択でした。
ヴェローナカードは17か所の見どころに入場可能なカード。2日間で15ユーロです。


ヴェローナは中心部からローマ時代に造られた壁、中世に造られた壁、ヴェネチア人により造られた壁と時代と共に変化する領土で大きく捉えると分かりやすいのだとか(ホテルのスタッフに教えて頂きました)。ポルタ・ヌオーヴァ広場から中世の門ブラ門をとおるとそこはブラ広場。

そこにはローマ時代の円形劇場、アレーナのある大きな広場、ブラ広場が広がります。まわりにはバールやレストランが沢山。観光客で賑わっています。
この広場からヴェローナの銀座通り、マッツィーニ通り(歩行者天国)を歩いてウィンドーショッピングを楽しみます。ここにはイタリア高級ブランドのお店が沢山入っています。



しばらく歩くとエルベ広場。ここはマーケットになっていて、果物やお土産物屋さんが並んでいます。東洋人によって経営されているお店も沢山ありました。

この広場の中央には「ヴェローナのマドンナ」と言われる噴水があります。14世紀に造られたものだそう。

このマドンナの目の前にあるCafe Filippiniは100年も前からこの場所でカフェを営んでいる由緒正しいカフェ。ここで美味しいカプチーノを頂きました。上を見ると美しいフレスコ画が描かれています。


ここからしばらく行くとシニョーリ広場。ここにはヴェローナでスカラ家の賓客としてしばらく滞在していたダンテの像があります。


 広場はスカラ家の館で囲まれています。


 またしばらく行くとゴシック様式のサンタナスタージア教会。ここにはモーツアルトも滞在したことがあるのだとか。天井の模様が印象的でした。
しばらく歩くとアディジェ川にぶつかります。アディジェ川からピエトラ橋を渡ると、ローマ劇場があります。

 夏の間は色々な舞台が行われているようです。


ローマ劇場の上からの眺めはS字に曲がったアディジェ川と赤オレンジ色の屋根がとても美しい景色でした。それにしてもイタリアの日射しは強い。

また橋を渡り、今度はドゥオーモへ。12世紀にロマネスク様式で建てられ、ゴシックに改装され、ルネッサンス様式も付け加えられたという面白いデザインの教会です。

立派なファサードです。

ドゥオーモからまた中心部に戻ります。そしていよいよ「ジュリエッタの家」へ。こちらはジュリエットの家のモデルになったと言われているカプレティ家の邸宅です。中庭に向う壁には沢山のいたずら書きが・・・。


そしてカップルが幸せを願って、沢山の鍵をかけて行きます。

こちらがジュリエッタの像。胸をさわると幸せになると言われており、胸の部分だけがピカピカ!皆さん大胆に触って記念撮影を撮っていました。

 そしてこちらがかの有名な「ベランダ」です。
 
ベランダから下を眺めると沢山の観光客が!大人気です。
 ジュリエッタの家の中には13世紀の生活用具を見学することが出来ます。

再び中世の壁を越えて

 ジュリエッタのお墓へ。
 ジュリエッタのお墓はこちら。地下に置かれていてとても涼しかったです。
 ここにはロミオとジュリエットのストーリーが10の銅版で描かれたものが飾られていました。この街の観光はシェークスピア様様です。

日差しで疲れきってしまったので、しばらくシエスタをとり、アレーナでのオペラ鑑賞。こちらのアレーナは夏の間はオペラに使われています。

 本日の演目はイル・トロバトーレ。

迫力満点の舞台でした。隣の席の方は有名な歌になると一緒になって歌っていました。イタリアではオペラがとても身近なのだな、と感じた夕べでした。