2019年4月29日月曜日

Chez Olivier (市ヶ谷フレンチ)

本日はこのゴールデンウィークのハイライト!!! Chez Olivierでディナー。


こじんまりと温かみのあるレストランです。



まずは一口タルト。バターの香りのすばらしいタルト地の上にはズッキーニ、アンチョビ、なす、オリーブ、キャラメライズされた玉ねぎなどの食材が重ねられています。口いっぱいに広がる南フランス!



続いても一口アミューズ。

こちらはカリカリチュイール。中にはスモークサーモンのリエット。こぶみかんの皮がすばらしいアクセントになっています。サイドにはプチプチした食感の魚卵。

ロリポップはフォアグラ。外側にはマンゴー、パッションフルーツとジンジャーブレッドのパウダーがまぶされています。下のケーキのようなものはバターたっぷりの生地にたらこのムースが乗ったもの。いずれも個性の強い食材、しかもワインとは相性の悪いと言われる魚卵系で勝負してくるあたりは少しチャレンジングと思いましたが、工夫が凝らされていて面白かったです!

北海道のミルクから作った自家製バター。エスプレットが練りこまれています。

春らしい桜色と若葉色の前菜。北海道産天然桜マスのミキュイ。ソースは実は3種類、左の少し濃い色のソースはハーブと柚子胡椒、右のソースはアスパラガスとスターアニスのソース、小玉ねぎの酢漬けに乗っているソースはアボカドのソースです。


生のアスパラガスもとても素晴らしいアクセントになっていました。

天然酵母を使ってお店で焼いているパン。おいしくて止まりません。

続いては温かいランド産のホワイトアスパラガス。上には金柑、マイヤーレモンと文旦など少し苦みのある柑橘の組み合わせ。泡は自家製アーモンドミルクで作ったもの。オランデーズソースの要素が苦みのある柑橘とアーモンドミルクで表現したアイディアが素晴らしい。
アーモンドの歯ごたえは香ばしく、白アスパラガスとともよく合っていました。

続いてはお魚料理。ゆっくりと火入れした金目鯛、金柑のサバイヨン、ローリエとスターアニス野菜のエチュベ、柑橘類の香り。

サバイヨンソースが私には少し甘めに感じましたが、お魚はしっとりカブの香りがふんわりの一品。

お肉料理は子羊の肩ロースとスパイスでコンフィした茄子、骨付き子羊のロティ、スパイシーなソーセージ、アプリコットとピスタチオのクスクス。モロッコのイメージです。
このプレゼンテーションは子どものお絵かきのようで一瞬驚きましたが(笑)、食べてみると一つ一つをこんなに離して盛りつけた理由が納得。シェフはきっとお料理のタイトルからも分かるように一皿に3品のお料理を乗せたかったのだと思います。

こちらは骨付きのロティ。本日のナンバーワン。最高の火通しと塩加減。塩加減は普通であれば少し濃く感じていたかもしれませんが、ワインと一緒だったので、本当にどんぴしゃりでした。あと3本くらい食べたい。笑。


茄子の皮に包まれているのは肩ロースのトロトロ煮。ふんわりやさしいスパイス風味です。

ズッキーニのセルクルに巻かれて出てきたのはスパイシーなソーセージ、アプリコットとピスタチオが入ったクスクス。

本日はせっかくなのでチーズもいただきました。



アヴァンディセールはフロマージュブランのムース、パッションフルーツのソース、中には南国フルーツのゼリーが隠れていました。さっぱり。素敵な口直しになりました。



デザートは2種類から選ぶことができます。こちらはチーズケーキ、柚子の香り、ハイビスカスとチェリーのソルベとジュレ。さっぱりおいしいチーズケーキでした!!


こちらはチョコレートのクリーム、バナナのコンポート、チョコレートソルベとクミン風味のチュイール。このデザートも薫り高く素敵なデザートでした!

お茶菓子には、カヌレとチョコレート。



最後までとっても楽しませていただきました!ごちそう様でした!!


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