2015年2月8日日曜日

ドレスデン観光

第2次世界大戦の敗戦間近の1945年2月13日、ドレスデンの街は大空襲で崩壊しました。戦後は廃墟のままでしたが、徐々に再建が始まり再び今の美しい街に生まれ変わりました。
このフラウエン教会はその象徴とも言える教会です。市民を始めとする多くの人々の寄付により当時のデザインが詳細に研究され再建(2005年)に至りました。2月13日にはここで爆撃後70周年の大きな式典が予定されています。
 教会の前にはマーティン・ルターの像。

 教会再建には、爆撃で残されたオリジナルの石が40%ほど使われていて、その違いがはっきりと分かります。

こちらの十字架はロンドンでイギリス人の金細工職人アラン・スミスにより製作されました。スミス氏の父親はドレスデン爆撃に参加した航空隊員の一人だったそうです。
 ゼンパーオペラ。ウェーバーやワーグナーも活躍した歌劇場です。
















こちらは1985年に再建が終了。

 本日はティーレマン巨匠のコンサートを楽しみました。

 マイセンのタイルで1123年から1904年までの歴代のザクセン君主描かれた「君主の行列」。101メートル続いています。約20センチのタイルが2万5000枚も使われています。戦災を奇跡的に免れたものだそうです。右はザクセンの全盛とも言える時代を築いたアウグスト強王。




 アウグスト1世(強王)の時代に立てられたツヴィンガー宮殿。宮殿内にあるアルテ・マイスター絵画館にはフェルメールの「手紙を読む少女」や「取り持ち女」、ラファエロの「システィーナのマドンナ」、レンブラント、ボッティチェリなどコンパクトながらも多くの名作が揃っています。
また、陶磁器コレクションには、日本や中国、マイセンの美しい品々が展示されています。





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