2019年2月2日土曜日

Le Mange-Tout (ル・マンジュ・トゥー)(神楽坂フレンチ)

本日は食いしん坊仲間と神楽坂にあるフレンチLe Mange-Toutでディナー。

14席限定、ディナーのみの営業です。


メニューはおまかせのみ。アミューズ3品、スープ、魚介の前菜、お肉の前菜、お魚料理、お肉料理、お口直しのデザート、デザート、食後の小菓子、食後のドリンクの構成です。
アミューズの1品目は函館の天然ほたて。表を軽く焼いています。ソースはホタテの出汁とチキンブイヨンのソース。

中はレア。

続いてはフレンチスタイルの包子。

炭で色が付けられた包子の中には豚バラ肉をフォンドボー、バルサミコ、赤ワインとトルコのスパイスで煮込んだものが詰められています。包子の上のけしの実のツブツブも良いアクセントです。

続いてはブロッコリーと根セロリのグラタン。トリュフとチーズがかかっています。ほっこりとしたお味。








熱々です!

続いてはシェフのスペシャリテ、蝦夷鹿のコンソメです。材料は赤ワインと蝦夷鹿のみだとか。こんなコンソメになるにはどれほどの手間と時間がかかったことか!


手前のフォークは自家製の蝦夷鹿の生ハム。

続いては海老を使った一品。中央はオマールエビのムース、上にはトリュフが乗っています。両側に添えられた海老はシェフのお気に入りの和歌山の足赤エビ。濃厚なエビのお料理。

パンは2種類。五穀米を使った柔らかいパン、とプチフランスパン。

続いては島根県津和野のイノシシ。こちらは長野や京都のきのこと、ラディッキオが付け合わせです。
イノシシはバラ肉を3週間塩漬けにし熟成させた後、桜のチップで燻製してグリルにしたものです。噛み応えたっぷりのジビエ料理。噛めば噛むほど旨みが出ます。


お魚のメインは和歌山県産の黒鯛のグリル。下のソースはイカ墨を使ったソース。向こう側に見えるソースはエシャロット、ドライトマト、生ハム、オリーブオイルとニンニクのソース。香り高いソースは良いアクセントになります。
この黒鯛は火入れが非常に残念・・・。パサパサになっておりました・・・。




お肉のメインは宮城県の網捕青首鴨のロースト。身がしっとりしています。ソースは鴨のお出汁、赤ワインと鴨の血。ゆり根が添えられています。





お口直しのデザートは、いちごの果肉とメレンゲ。添えられているものは飴細工。これはさっぱりしていていちごの味をしっかり感じることのできるすばらしいお口直しでした。

メインのデザートはリンゴのショーソン。添えられているアイスクリームはカルバドスのアイスクリーム。熱々をいただきました。




お茶菓子は左からあんぽ柿、クルミのキャラメリゼ、パッションフルーツのゼリー。

お腹いっぱいです!!!
正統派の王道フレンチでした。今はやりのサプライズや感動を求めるのではなく、すばらしい素材と向き合い、その素材の良さを最大限引き出すことに重きを置いたお料理でした。そのために凝った飾りや余計なものを一切排除しています。このお皿はこの食材を食べてもらう!というシェフの意気込みが伝わって来るお料理の数々でした。

2019年1月26日土曜日

comma tea

恵比寿での和食を堪能した後は今はやりのチーズティーに初挑戦。たまたま通りがかりに見つけたcomma teaというお店。


店内はインスタ映えを意識した仕掛けがたくさん。















こちらは焦がし黒糖ラテ。
黒糖キャラメルの苦みが大人の味です。


甘さやトッピングなど色々カスタマイズできるので、小さな店内には店員さんが4人もいて忙しそうに様々な種類のティーを作っていました。

お目当てのチーズティーはこちら。チーズティーは中国発祥のドリンクだそうで、今じわじわと世界中でブームの兆しがあるのだそう。烏龍茶や紅茶の上にチーズクリーム(クリームチーズや生クリームなどを混ぜたクリーム)がかけられたドリンクなのですが、不思議なお味。甘さ控えめかつホットにしたせいかブータンのバター茶を彷彿させるドリンクでした。


 皆さんの真似をして、映えフォト。しかし持ち帰り業界の使い捨てプラごみ問題は増える一方ですね。日本人はほとんどの方がちゃんと指定されたごみ箱に捨てていますが、これらが100%簡単にリサイクルできる技術とシステムが早くできると良いと思っています。

紀風 (恵比寿 和食)

恵比寿の和食紀風(きふう)でランチ。


カウンター席と個室が2部屋のこじんまりとしたお店です。




一品目はかわいらしいお椀。蓋を開ける前から良い香り~。

中には蛤粥。

3口くらいのおかゆですが、蛤のお出汁でほっこりあたたまるおかゆです。アクセントの三つ葉の香りもすばらしい。

続いてはお正月らしい一皿。ぼんぼりの器は助子と春菊の和え物。


ヒイラギの器にはゆり根豆腐。上にはうにがあしらわれています。これは少し意外な甘めの味付け。

 杉板は砧巻き、厚焼き玉子と松風焼。松風焼は山椒としょうががきいていました。

続いてはお椀。

鴨団子です。筒ごぼうの香りがあまりにもすばらしくびっくりしました。中をくり抜くことで食感も本当にやわらか。

続いてはお刺身。

本日は、鰤、しめ鯖とアオリイカ。アオリイカはイカの旨みを感じられるよう、すだちとわさびとお塩で食べるのが良いとのこと。丁寧な隠し包丁が入っており食感も柔らかです。

甘鯛のアラ煮。コラーゲンたっぷり!味付けも甘くなく煮汁も最後の一滴までいただきました。

続いてはお食事。
びっくりの内容です。ランチコースはご飯を食べてもらうためのコースなのだそうです。

鰆の幽庵焼き。これは少し火入れ時間が長すぎた感じがしました。

ご飯は炊き立て!

一粒一粒が立っています。

香の物。きゅうりの包丁入れはもちろん手切りです。寸分たがわない技術!この技術を習得したいです。
山椒じゃこもたっぷりついており、これでご飯をお代わりしない人がいたら教えてほしい。もちろんお代わりをいただきます。


最後のデザートはゆずのシャーベットです。皮も入っておりさっぱりといただきました。

素敵なひと時を過ごさせていただきました。
ほっこり落ち着く日本の味という構成で、どれもお行儀良く美味しかったです。