去年の11月から各世帯に配布が始まったユーロ計算機、我が家には来ないのかなと諦めかけていた矢先、ついに我が家のポストにも「テレ・エウロ」の封筒が!
政府は昨年中国のメーカーから小さな計算機56万1千個を購入しました。各世帯に1つずつ配布するというのが計画です。この計算機の予算の半分は欧州理事会から出ています。1個当たり約50円といったところです。エストニアの欧州議会議員からゴミのばら撒きと言われたり、環境に優しい廃棄方法が決められていなかったり、不良品が数多く出たりするなど色々物議を醸したユーロ計算機ですが、開けてみると純粋なる計算機としての機能の他にユーロをクローンに、クローンをユーロに表示する機能がついていました。説明書はエストニア語、ロシア語、英語の3カ国語で書かれています。
エストニアの国会でも取り上げられたこの計算機、リギ財務相は去年国会でこの計算機は欧州理事会の要請により導入を決めたものであり、エストニアの意思でない旨答弁しています。きっと導入しなかったらしなかったで他の国ではやったのになぜエストニアではやらない、などと文句が出たでしょうし、何をやっても100%の支持を得るのは難しいですね・・・。そんなリギ財務相は、The Bankerという雑誌で「2010年の財務相」に選ばれています。エストニアはユーロ加盟を達成するために、多くの犠牲を払ってきましたから、エストニアの活躍が称賛されるのを目にするのは嬉しいことです。
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