2014年5月18日日曜日

第26回歌の祭典(プログラム:第1日目)

第1日目のプログラムは以下28曲が3時間以上もかけて歌われます。歌の広場で20時から開始予定。
初日は「時とのふれあい」のテーマのもと、1869年に始まった歌の祭典の時代を遡り、それぞれの回から名曲が歌われ(演奏され)ます。
最初の3曲は祭典参加者全員による全員合唱。・・・というより観客も含めたその場にいる人(のべ約20万人!)が全員歌いだします。様々な歴史を乗り越えてきたエストニア人がここで一つになるこの光景は涙が出るくらい感動します。
最初の歌、「夜明け」は、必ず最初に歌われる歌です。この歌と共に歌の広場の点火台に点火され、祭典が開催されている2日間この炎は燃え続けます。2曲目は国歌です(全員起立)。

指揮者はエストニアが誇る選りすぐりのマエストロたちです。指揮者が指揮台に上がるたびに舞台の歌手は、喜びの歓声を上げます。17番と18番は世界的に活躍するクラッシックの指揮者。18番のネーメ・ヤルヴィはNHK交響楽団の首席指揮者就任が決まっているパーヴォ・ヤルヴィのお父様。22番目のロイトメさんは、エレルヘイン少女合唱団を率いていた指揮者。80歳を過ぎてもまだまだ現役です。日本政府からも叙勲されています。27番目のスルヴァさんは今回の祭典の芸術監督。トリを務める28番目のサルヴェールさんは私の師匠。毎週指導して頂いた先生の活躍は、誇らしい限りです。
一部の曲は公式HPから視聴できますので(本当は練習用:リンクを貼りました!)、予習をしてコンサートに挑むのも楽しいかも知れません。


1 「夜明け」 (オープニングソング:全員合唱)                                          Mihkel Lüdig (1880-1958) / Friedrich Kuhlbars (1841-1924) Koit (Dawn) 
指揮: Kuno Areng

2 「我が祖国、我が幸福と喜び」 (エストニア国歌:全員合唱)                                Fredrik Pacius (1809-1891) / Johann Voldemar Jannsen (1819-1890) Mu isamaa, mu õnn ja rõõm 
指揮: Jüri Rent

3 「音色」 (全員合唱) Gustav Ernesaks (1908-1993) / Juhan Liiv (1864-1913) Helin  
指揮:Olev Oja

4 1869
Aleksander Kunileid (1845–1875) / Lydia Koidula (1843–1886) Sind surmani 「命ある限り」 (男声合唱) 
指揮:Ants Soots

5  1879
作者不明 “Edasi” 「続けて」 (ブラスバンド) 指揮: Taavo Virkhaus

6  1880
Karl August Hermann (1851-1909) / Mihkel Veske (1843-1890) Ilus oled, isamaa 「美しい我が祖国」 (男声合唱)
指揮: Andrus Siimon

7  1891
Miina Härma (1864–1941) / Friedrich Reinhold Kreutzwald (1803-1882) Enne ja nüüd 「あの時と今」 (選抜合唱)
指揮: Lauri Breede

8  1894
Friedrich Saebelmann (1851–1911) / Peeter Ruubel (1859–1929) Kaunimad laulud 「一番美しい歌」 (選抜懇混声合唱)
 指揮 Indrek Vijard

9  1896
作者不明 Porilaste marss 「黒蝿の行進」 (ブラスバンド) 
指揮:Arvi Miido

10  1910
Rudolf Tobias (1873–1918) / Gustav Suits (1883-1956) Noored sepad 「若き鍛冶屋」 (選抜混声合唱) 
指揮:Risto Joost

11  1923
Mart Saar (1882–1963) / folklore Mis need ohjad meida hoidvad 「Those Reigns Holding Us」 (選抜混声合唱) 
指揮: Alo Ritsing

12  1928
Konstantin Türnpu (1865-1927) / Marie Heiberg (1890-1942) Priiuse hommikul 「自由の朝」 (選抜混声合唱) 
指揮: Mikk Üleoja

13  1933Eduard Tamm (1879–1941) Kalev ja Linda 「カレフとリンダ」 , a formal overture to the compositions of Miina Härma (ブラスバンド) 指揮: Peeter Saan

14  1938
Mart Saar (1882–1963) / Marie Heiberg (1890-1942) Põhjavaim 「北の守護者」 (選抜混声合唱)          
指揮:riin Koch

15  1947
Miina Härma (1864–1941) / Anna Haava (1864-1957) Ei saa mitte vaiki olla 「静かになんてしていられない」(選抜女声合唱) 
指揮:Vaike Uibopuu

16  1955
Mart Saar (1882–1963) / Jakob Hurt (1839-1907) Karjapoiss 「羊飼いの少年」 (選抜混声合唱) 
指揮:Heli Jürgenson

17  1960
Villem Kapp (1913-1964) / Kersti Merilaas (1913-1986) Põhjarannik 「北の海岸」  (男声合唱) 
指揮: Eri Klas  

18  1965
Mihkel Lüdig (1880-1958) Symphonic poem ”Jaaniöö” 「夏至の前夜」 (シンフォニーオーケストラ) 
指揮: Neeme Järvi

19  1969
Veljo Tormis (1930) / Hando Runnel (1938) Laulu algus 「歌の出だし」 (選抜混声合唱) 
指揮: Tõnu Kaljuste

Heino Eller (1887-1970) Kodumaine viis 「故郷のメロディー」 (シンフォニーオーケストラ) 
指揮:Vello Pähn

21  1975
Tuudur Vettik (1898-1982) / Kersti Merilaas (1913-1986) Nokturn 「ノクターン」 (選抜混声合唱) 
指揮:Ants Üleoja

22  1980
Uno Naissoo (1928-1980) / Ira Lember (1926) Koolikell 「学校の鐘」 (選抜児童合唱) 
指揮: Tiia-Ester Loitme

23  1985
Gustav Ernesaks (1908-1993) Sireli, kas mul õnne 「ライラックよ、私の運命を教えておくれ」 (選抜女声合唱)
 指揮: Silvia Mellik

24  1990
René Eespere (1953) Ärkamise aeg 「目覚めの時」 (選抜合唱) 
指揮: Ene Üleoja

25  1994
Tõnis Mägi (1948), 編曲: René Eespere Koit 「夜明け」 (選抜合唱) 
指揮:Olari Elts

26  1999
Olav Ehala (1950) / Juhan Viiding (1948-1995) Päikeseratas 「太陽の輪)」 (選抜少女合唱) 
指揮:Maarja Soone

27  2004
Rein Rannap (1953) / Hando Runnel (1938) Ilus maa 「美しい土地」 (選抜合唱) 
指揮: Hirvo Surva

28  2009
Alo Mattiisen (1961-1996) / Lydia Koidula (1843–1886), Jüri Leesment (1961), 編曲: René Eespere Sind surmani 「命ある限り」 (選抜合唱) 
指揮: Aarne Saluveer

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