十数年ぶりのニューヨーク。3つ星を取り続けているシーフードが得意なフレンチレストラン、Le Bernardinでランチをいただきました。どのサイトを見ても高評価で期待に胸を膨らませて出陣。満席です。なぜかサーバーは男性ばかりで、皆ノーマスク!!!色々衝撃です。
アミューズにはサーモンのリエットとトースト。普通においしい。しかしサーモンはサーモン以上に変化できないというのが私の持論。その持論は残念ながら覆されず・・・。
手作りパンは4種類から選びました。オリーブの入ったパンと、レーズンとくるみのパンをチョイス。もっちり系のおいしいパンでした。
ランチはプリフィックスの3品コースです。
前菜には貝のメドレーという一品を選びました。ウエイターさんが「茶碗蒸しのような一品です」と言ってサーブしてくれた瞬間(もちろん先方は日本人の私を喜ばせようと思ってそういってくれたのだと思います。)、メニュー選びを失敗したと思いました・・・。お椀の底には具なしの茶碗蒸しが敷かれており、その上に生うに、半生の貝類、ランゴスティン。上に注がれたソースは豚肉からとったお出汁。新鮮な貝類はさすがは3つ星レストラン、とても新鮮で美味しかったです。茶碗蒸しと言われてしまったので、どうも脳と舌がうまく美味しさを感じる機能を発揮してくれません・・・。茶碗蒸しとしては、全く和風出汁の味を感じず、西洋料理にしては、全くコクがないという中途半端な状況です。これならいっそのこと、生クリームや濃厚なコンソメで卵液を作った方がよかったのではないかとか余計なことを考えてしまいました・・・。
まさしく、ロンドンでも体験した中途半端に和の要素を取り入れた手法、名付けて、「ゴードン・ラムゼイの悲劇(レポートはコチラ)」・・・。
・・・ということで事前の期待値があまりにも高かったため、少しがっかりするところもありましたが、良い経験でした。円安ということもあり、お値段は本当にびっくりでした。
日本のレストランのコスパとレベルの高さを再認識したランチでした。
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