2020年3月21日土曜日

Simplicite (サンプリシテ 代官山フレンチ)

代官山のサンプリシテに再びお邪魔しました(前回の訪問はコチラ)。


本日はカウンター席。店内でお花見を楽しむことができるほど大ぶりの桜の枝が飾られていました。

本日のメニューはこちらです。楽しみです!


最初のおつまみは、富山産ホタルイカをシェフが修業をしたブルターニュ名物のそば粉クレープで巻いたもの。マヨネーズ風のソースとドライトマトの酸味、そして濃厚なホタルイカをクレープがまとめてくれます。


ブルターニュ地方の塩味ビスケットの上にはボルディエのバター、その上には揚げた桜エビと海苔。香ばしい一品。


 オリーブを使った一品。お口の中で溶けます。中にはブラックオリーブのゼリーが。下のブラックオリーブとパン粉で作った砂もいただくことができます。

玉手箱。ふたを開けると、すばらしいスモークの香りと共に煙がモクモク・・・。


7日間熟成させた銚子産のイワシ。イワシの下には焼きねぎを焦がしてピュレにしたものが敷かれています。上にはしょうがのコンフィと芽ネギ。

続いては明石産の鰆の一品。

底には白みそとマヨネーズを混ぜた菊芋のピュレ。真ん中には2週間熟成させた鰆のタルタル。一番上には揚げた菊芋のムース。最後に菊芋チップスと菊の花。周りの黒はブラックライムです。
ほんのり酸味のきいたうっとりする一品です。どことなく和食のような雰囲気もあります。

続いては自家製のパンと発酵バター、フロマージュブランと黒ゴマのホイップバター。パンがいくらでも食べられそう。パンは毎朝焼いているので沢山食べてくださいとスタッフみなさんからお勧めされました。(余るとまかないになるのだそう!)

福島のセリと明石のミル貝とタケノコのパセリ和え。底には貝のスープとクリームで煮たリゾットが敷かれています。春の香りがいっぱいの一品。


お魚料理のメインは明石の舌平目の一品。スフレの周りに切り身が巻かれています。ふんわりした蒸し物です。イカ墨のスープ、飾りはベビーパクチーです。

メインは岩手県石黒のホロホロ鳥。ホロホロ鳥は低温調理されたものです。提供する少し前に、鉄板で皮目に火を入れた後、炭火で香りをつけ、最後にスパイス入りパン粉を付けてグリルしていました。

ソースはサンプリシテオリジナルの、いりこ、こんぶ、白菜、しいたけ、マッシュルーム、赤ワイン、マデラ酒で作ったもの。本日は横に添えた蕗の薹の苦みに合わせるために、黒ビールを加えたそう。

蕗の薹としいたけの添え物は苦みがたまりません。パン粉の上に乗せられた蕗の薹のフライも春の香りを添えます。

デザートはブラッドオレンジ。しょうが風味のメレンゲ、ソルベ、ガナッシュを使ったさっぱりしたものです。

最後は美味しいシュークリーム。焼き立てのシュー生地に抹茶の味が濃いクリームが挟まれています。

本日のサンプリシテは、前回訪問した際よりも数段完成度が高くなっており大感動。全てが完璧なお皿になっていて、それぞれ美味しいだけでなく感動を伴っていました。春をめいっぱい感じることのできた素敵なランチになりました。ご馳走様でした!!

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