2012年2月26日日曜日
タリン柔道カップ2012
たまたまテレビでタリンで第5回柔道カップ2012が開かれていることが分かったのでのぞいてきました。場所は市内のカレフスポーツホール。
10カ国以上の国のジュニアが参加していたようです。主催は狼スポーツクラブ。エストニアには驚くべきことに柔道を教えるスポーツクラブがかなりの数あるようです。
かなり本格的に試合を行っていてびっくり!
表彰式の様子。
先日BBCでブラジルの柔道界のヒロイン、サラ・メネセス選手が取り上げられていました。彼女はお母さんに内緒で柔道の練習に励んでいた努力の人。彼女の活躍のお蔭で彼女の出身地域は今柔道ブームだそうです。ロンドン五輪での活躍も大いに期待されています。
本日の柔道カップに参加した若い選手たちからも将来五輪に出場するような選手が出てくるかもしれません。
2012年2月25日土曜日
トレンドスポット(?!):コプリ・カラマヤ地域
最近密かに注目しているのは、中央駅の北側に広がるコプリ・カラマヤ地域。 木造建築の広がるかわいらしい地域です。昔は漁師の住む所だったとか(エストニア語でカラは魚、マヤは家を意味します)。最近はおしゃれな地域として芸術家たちに人気です。かわいらしいカフェやベーカリーもあり、これからも注目していきたいと思います。
カラマヤには小さな小さな子ども博物館があります。入場料は1ユーロ程度。
ここは博物館というより、地域の子どもの遊び場所として使われているようでした。1Fには古いおもちゃの展示コーナーがあり、日本の着せ替え人形のようなものもありました。
こちらが2Fの遊び場。
今日はコプリ地域で最近人気のカフェBoheemでブランチを楽しんできました。あれよあれよという間にお客さんが入って来て満席になってしまいました。ふらりと立ち寄るにはちょうど良い感じです。フィンランドのガイドブックに掲載されているのでは?と思ってしまうほどフィンランド人率が高かったです。
今日は鶏のレバーのサラダを頼んでみました(4ユーロ)。まわりの人が食べているお皿もそうでしたが、このお店はボリューム勝負の模様。大きなレバー(4口くらいの大きさ!)がたっぷり5切れものっています。ブラックベリーのソースととても良い相性。家庭的な味です。
コプリにも素敵な建物が沢山。
ちょっと奥まった所にこんなエキゾチックなものを扱っているお店を発見。この辺りには最近人気のおしゃれなカフェがまだまだあるので引き続き調査を続けたいと思います。
カラマヤのかわいらしい教会。
ここは博物館というより、地域の子どもの遊び場所として使われているようでした。1Fには古いおもちゃの展示コーナーがあり、日本の着せ替え人形のようなものもありました。
こちらが2Fの遊び場。
今日は鶏のレバーのサラダを頼んでみました(4ユーロ)。まわりの人が食べているお皿もそうでしたが、このお店はボリューム勝負の模様。大きなレバー(4口くらいの大きさ!)がたっぷり5切れものっています。ブラックベリーのソースととても良い相性。家庭的な味です。
コプリにも素敵な建物が沢山。
ちょっと奥まった所にこんなエキゾチックなものを扱っているお店を発見。この辺りには最近人気のおしゃれなカフェがまだまだあるので引き続き調査を続けたいと思います。
2012年2月24日金曜日
エストニア学生団体と国旗の話
タルトゥにあるエストニア学生団体(Estonian Students' Society)に行ってきました。この団体は1870年4月7日に創立されました。5人の学生と3人の知識人によって「カレヴィポエク」(民間伝説、日本で言うところ古事記)の勉強会が始まりです。メンバーは男性のみですが、エストニアで最も大きく古い学生の団体です。
学生会館はメンバーによって運営されており、中にはリビングルーム、コンサートホール、図書館、レセプションホールなどがあります。メンバーは終身会員。学生はごく少額の会費を払いますが、ほとんどは卒業生の寄付で運営されています。現在会員数は約1,000人。うち200名が活発に活動しているそうです。
会館は24時間開館しており、常にビールなどの飲み物が置いています。これは飲みながら、語りながら学部を超えた人脈形成につながっているそうです。また何歳になっても戻ることの出来る心地よい場所で、卒業後の人生にも良い影響があるということでした。
この学生団体は1881年に旗の色を決めました。それが今のエストニアの国旗の色です。青(空)、黒(大地)、白(純潔)のトリコロール。1884年、最初の旗がシーツで作られましたが、その旗は作られてすぐに当時の帝政ロシアによってタルトゥでの使用を禁止されてしまいました。最初に作られたその旗は土の中に埋められるなどしてソ連時代も守り継がれ、今は国立博物館に保存されています。
1940年エストニアがソ連に占領されてから、この3色の使用はかたく禁じられました。黒い背広に白いシャツ、青いネクタイのような格好も禁止され、時には拘束され死刑になってしまうほどだったそうです。
1918年~1920年の独立戦争では、ソサエティーのメンバー13名が戦士しました。その記念碑はなんと、ソ連時代にタルトゥ大学の看板だった石のリサイクル。その裏面に記載されています。ロシア語の看板はトイレに面しています(笑)。
ソサエティーのメンバーは80年代スウェーデン、ドイツ、英国、米国などでエストニアの独立回復にも寄与しました。
表面 |
裏面 |
エストニアに学生の団体はいくつかありそれぞれの団体がそれぞれ特徴のある帽子を作っています。この帽子は宝物で、人に貸したりしてはいけないそうです。また6年半以上積極的な貢献を行った人には帽子のてっぺんに金色の模様の入った帽子が与えられるそうです。会長は選挙で半年ごとに選ばれ、任期中は金色の指輪をはめます。このソサエティーのメンバーの指輪もあります。これまで数々のエストニア人がこの指輪をしているのを見ましたが、その意味が始めて分かりました。また、下の写真のネクタイの上にかかっている国旗の色のリボンは年に数回決まった日に正装した時にだけに着用が許されるのだとか。これもずっと大切にする宝物なのだそうです。
また会館には女性が入ることの許されない部屋がありました。ここではセレモニーが行われるようなのですが、いったいどんなセレモニーなのか大変気になります。
おめでとう、エストニア!
本日はエストニアが1918年2月の今日独立を果たして94回目の記念日!今年は様々な式典が第二の都市、タルトゥで開催されることになりました。ラエコヤ広場にはこんなに大きな国旗が!
エストニア人が大切にしているこの日は日の出と共に始まります。タルトゥの天文台で日の出に合わせて(7:24)式典が行われます。朝早い開始にも関わらず広場には大統領以下首相など政府の要人をはじめ市民が多数集まりました。男声合唱団による国家斉唱、要人のスピーチなど小雪がちらついて寒い中短い式典が行われました(去年はマイナス24度でしたが、今年はマイナス1~2度でした!!)。
続いて10時からはエストニアで語り継がれる民間伝説の英雄「Kalevipoeg(カレヴィポエグ)」の像への献花が行われました。エストニアは1918年2月24日に、ロシア革命の混乱の中念願の独立を果たしましたが、その後1920年までドイツ軍やソ連軍を相手に独立戦争が行われました。この像はその間祖国のために戦い命を落とした多くの勇気ある英雄たちのための像です。
続いて12時からは本日のクライマックス、軍事パレードです。多くの市民が参加しにぎわいを見せました。
エストニアの94回目のお誕生日、心から祖国を愛するエストニア人の団結を改めて感じた一日でした。心からおめでとうを言いたいです。
エストニアの軍人のコートの袖より |
2012年2月18日土曜日
TOUREST 2012
今年も観光展、TOURESTの季節がやってきました。
今年も沢山の国や地域から沢山のブースが集まりました。中でも力を入れていたのはお隣の国ラトビア。ブースもインパクトのある素敵なものでした。
日本のブースも出ていて、訪れた時には佐久市(エストニアのSAKU市と友好都市提携を結んでいます)のお酒をはじめとする物産の試飲&試食会が行われていました。
ステージでは合気道のパフォーマンスも行われ、多くの方が興味深げに見ていました。
こちらは合気道のパフォーマンスにすっかりインスパイアされたちびっ子たち。日本とエストニアの懸け橋になってくれることでしょう。かわいい~~~。
会場にはかわいらしい恰好をした人がいたるところにいて楽しい気分にさせてくれます。
エストニアの各地方も広報活動を行っています。
ステージでは合気道のパフォーマンスも行われ、多くの方が興味深げに見ていました。
こちらは合気道のパフォーマンスにすっかりインスパイアされたちびっ子たち。日本とエストニアの懸け橋になってくれることでしょう。かわいい~~~。
会場にはかわいらしい恰好をした人がいたるところにいて楽しい気分にさせてくれます。
エストニアの各地方も広報活動を行っています。
こちらでは美味しいスープとソーセージパンを頂きました。
外はまだまだ寒いですが、観光シーズンはもうすぐそこ!