2009年7月30日木曜日
杜松(ジュニパー)
先日友人が遊びに来た時にどさくさにまぎれて買った新しいキッチングッズ。杜松(ねず:ヒノキ科)の木のフライ返しとお玉です(合わせて240クローン。約2400円)。我が家の自慢のキッチンにもぴったりマッチしてくれて良いアクセントになりました。
エストニア人の生活に杜松の木は欠かすことの出来ない大事な自然の恵み。杜松の木のグッズは色々ありますが、観光客に人気なのはバターナイフ。素朴でとても良い香りがします。一本300円~500円。
レストランでは杜松の木の燻製料理も出てきます。これまたほのかな香りが漂って食欲をそそります。また、杜松の実はジュニパーベリーと言って色々な料理に使われます。杜松は解毒作用、利尿作用があり、風邪の流行る季節には欠かせないとか。私も昔老廃物の排出を助けると聞いてジュニパーベリーの精油をお風呂に入れて使っていたことがありましたが、こんなところで再会するとは思っても見ませんでした。
2009年7月26日日曜日
2009年7月19日日曜日
Kama
2009年7月17日金曜日
引っ越し
本日やっと仮住まいからアパートに引っ越しすることが出来ました!観光地のど真ん中にありながらとても静かなアパートです。この国では議会にあるエストニア国旗を日の出(今は5時少し前)と共に掲揚し、日没(今は22時過ぎ)に合わせて降納するので、早起きしていれば近くの議会から国歌が聞こえてくるはず。(そう言えばごく最近(たぶん7月の頭)国旗降納の音楽が変わったそうです。現在の降納音楽はよりエストニア人の民族意識に合致したものだとか。)また中庭には噴水があって一日中(夜も!!)心地よい水音が聞こえてきます。これでやっと生活も落ち着きます。写真は早速遊びに来てくれた友達の妹(?!:肖像権の問題がないことを祈ります。エストニア国旗カラーのリボンがかわいい!!)と中庭。
2009年7月5日日曜日
歌と踊りの祭典3
7月4日、いよいよ、歌と踊りの祭典のハイライト、歌の祭典が市内中心部から約4キロの所にある「歌の原」(来月4日、マドンナはここでコンサートを開くらしい)で開催されました。
この日は午後2時頃から民族衣装やグループでお揃いの衣装をまとった参加者たちによるパレードがタリン市中心部から歌の祭典会場まで5時間にわたり行われ、イルヴェス大統領も美しい奥様(イルヴェス大統領は再婚です)とまだ小さなお子さんとともに参加。参加者は総勢37,000人!!
歌の祭典は何と26,430名が出演し、チケット販売数は第1回公演:52,000枚、第2回公演68,000枚!!とにかく全て万単位なのが驚き。私の参加した第一回公演はパレードが遅れてしまい1時間遅れで開始。しかも出演者が26.430人ときているものだから全員がステージに上がるのに30分以上かかり待ってばかりという感じ。お約束の雨も降ってくるし、寒いしで私は1時間ほどで失礼しましたが、エストニア人は最後までかなり残っていたよう。歌の祭典も歌詞が分かれば感動100倍なんでしょうが、言葉が出来ないのでとても残念。
開会式のイルヴェス大統領のスピーチ、後に官邸のホームページから入手した英語版から要約をご提供します。私に個人的に挨拶(未だに勘違い・・・)をしてくれて以来、大ファンです!なんだか良いスピーチで感動しました。
【イルヴェス大統領スピーチ要約(4日歌の祭典開会時:sunflower仮訳)】
今日と明日は国民が一緒になって共に呼吸をする祭典。毎日の心配や悩みは忘れ、美しい歌声を聴き、すばらしい民族衣装を見ながら、共に楽しもう。過去に我々は我々の自由を奪おうとした人々に歌で立ち向かった。我々は歌によって自由と国家を勝ち得た。しかし今日は違う。今日は何かに立ち向かうのではなく、我々がただ歌いたいから、そして共にいたいから歌うのである。夏のこの祭典は我々が自由な国の自由な人々であるということを方々に示してくれている。我々の歌や踊りはそのそもそもの目的どおり(何かに立ち向かうためではなく)心から、人生を愛することから生まれてくるのである。共に呼吸を一つにしよう。
2009年7月4日土曜日
2009年7月2日木曜日
歌と踊りの祭典1
エストニア人が待ちに待った5年に1度の「歌と踊りの祭典」が本日いよいよ開幕しました!!!
歌の祭典が始まったのは歴史をさかのぼること140年前、今年で25回目を迎えます。踊りの祭典は今年で18回目になります。これらの祭典は2003年にはユネスコの無形遺産にも登録されました。
今年のテーマはTo Breathe as One(呼吸を一つに)です。この祭典を前に、1か月ほど前から新聞では「今年の出場者決定!」などと大盛り上がり。タリン中のホテルは今満室です。エストニア国内の他海外からも多くの方が訪れています。私も明日の踊りの祭典のオープニングとあさっての歌の祭典のオープニングに参加予定です。チケットは踊りが80クローン(約800円)、歌が100クローン(約1000円)でした。
http://www.laulupidu.ee/eng
今日は市庁舎前広場で行われたエストニア民謡の催しに顔を出してきました(写真)。
歌なしでエストニアの歴史は語れません。歌はエストニア人を一つにし、常に民族独立の大きな力となってきました。ロシアから独立した際も革命集会において、全人口の3分の1に当たる30万人の民衆が非暴力で歌による独立を促したことから、「歌の革命(Singing Revolution)」としても知られています。
これまで何度か出席したセレモニーでも合唱がありましたが、言葉は分からなくても民族の誇りと力を心で感じることが出来、自然と涙が溢れそうになります。
5年に一度の大イベントの年にエストニアにいる私はなんと幸運なんでしょう!